時間割引率って知ってる?
どうもギガンテスくんです!
突然ですが、
1、今日1万円もらえる権利
2、1年後1万1000円もらえる権利
あなたならどちらを選びますか?
目次
【時間割引率って何?】
◆時間割引率◆
目先の利益と将来の利益を比較したとき
割引される将来の利益の率
人間はすぐにもらえる報酬ほどその価値が大きく感じるが、もらえる時間が遅くなると、それに伴い価値を小さく感じる傾向にある。
時間の経過に対する報酬の価値の減少度合いが時間割引率として表現されます。
【あなたは割引率が高い人?低い人?】
冒頭の質問に1と答えた方は時間割引率の高い方です。逆に2と答えた方は低い方となります。
どうやって高い低いを判別しているかを簡単に説明するためにもう一つ質問をします。
1、今日1万円もらえる権利
2、今日1万1000円もらえる権利
あなたはどちらを選びますか?
答えはみなさん2だと思います。当然ですよね。どうせ同じ条件なら多くもらえる方を選ばない訳がありません。
冒頭の質問と今の質問何が違いますか?
2番の選択肢の手に入る時期が違います。
でも、2番の選択肢の方がもらえる金額が多いことに変わりないですよね。
もらえる金額が多いにも関わらず、冒頭の質問では1の金額が低い方を選んでしまったという方は多いと思います。
それはなぜか?
時間割引が発動したからです。
1年という時間が1万1000円の価値を下げたのです。
なので結果的に1番の「今日の1万円」という方が価値が高くなりそちらを選択してしまうという訳です。
あなたはどちらでしたか?
【時間割引率は低い方が良い?】
時間割引率は低い方がよいと言われています。
前の章でも少し説明しましたが、時間割引率が高いと、目先の報酬に捕われてしまい、先々の大きな報酬を取り逃がすことが多いです。
例えば、投資。
投資にもいろいろな方法があると思いますが、結果が早く出るものいえばバイナリーオプションでしょうか?やったことのある方ならわかると思いますが、ギャンブル性は他の投資に比べて高いですよね。逆に株式投資などは基本的に利益が出るまでは時間がかかりますよね。
時間割引率の高い人はバイナリーオプションのようなすぐ結果が出るものに手を出しがちです。そして失敗し、お金を失うことになる。
逆に時間割引率の低い人は、時間がかかっても確実に利益が出るもの選択します。
これを積み重ねていった場合の両者の行く末はなんとなく想像つきますよね?
お金の話だけでなくダイエットでも同じことが言えます。
上手くいかない人は今の欲求を優先してしまいがち。結果、やせられない。おいしそうな物を見るとついつい手が出てしまう。
一方上手くいく人は、先の楽しみを優先します。
ダイエットをする理由は様々だと思いますが、仮にモテたいという理由だとしましょう。ダイエットが成功し、いろんな人からちやほやされる理想の自分を常に想像するのです。自分が痩せるということが、今好きな物を食べるよりもメリットに感じる。そのため、余計な物に手を出さずに成功させることができます。
時間割引率は低ければ低いほど、その本質を対等に比較できるようになります。
逆に、高くなれば高くなるほど選択肢の価値が本来の価値とは掛け離れたものになってしまい、正しい判断ができなくなってしまいます。
より良い判断を行うためにも、時間割引率は低い方が良いといえます。
【時間割引率を低くするためには?】
時間割引率を低くする方法を3つ紹介します。
周りに置かない
ダイエットを例にあげれば、最大の敵である食べ物。甘いものや好きなものなどを視界に入る場所に置かないことです。結構単純ですが、そもそも人間は欲求に逆らうことはできないものです。目に付く手の届く場所にあれば間違いなく食べてしまいます。
ダイエットに限らず、本質的な価値を見出だす際に邪魔になるものを自分の周りから排除しましょう。
経験する
冒頭の質問である、「1年後に1万1000円がもらえる権利」の価値を下げてしまう原因は、「本当にもらえるのか?」とか「途中で消滅するんじゃないか?」とかありもしないこと想像してしまい、それを勘定にいれてしまうからではないでしょうか。実際に一年待って受けとった経験があれば少し考え方が変わるはずです。ましてや余分にもらった1000円でおいしい思いができたとしたら、尚更、時間割引率は
さらに低くなっていくはずです。
成功体験をすることが時間割引率低下に有効です。
余裕を持つ
時間効率を低下させるために最も大事なことと言えます。何をするにも余裕がなければ有益な判断は行えません。例えば、財布の中に100円しか無い人と、常に財布に100万円入ってる人がいて、冒頭の質問をしたらどう答えるでしょうか?
前者は間違いなく1番ですよね。だって今1万円もらえれば、お酒飲みながらおいしい食事をすることができます。そうした目先の欲求に絶対負けます。1年我慢しようなんて思わないです。
一方、後者はどうでしょうか?
そもそも一万なんて金はすでに持っているし、すぐにもらわなくてもあらゆる欲求を満たすことが可能ですよね。そうなると1年後に1000円余分にもらった方が良いという考えに至りやすいです。
このように余裕があれば、時間割引率は低くなります。
経済的余裕、健康的余裕、心理的余裕を作ることが時間割引率を低下させるためには絶対必要です。
【まとめ】
時間割引率をまず知っているということが大事です。この記事を読んでいただいた方が少しでも時間割引率について理解していただけていたら幸です。時間割引率の考え方を有効活用し、将来の自分にとって有益な判断を下せる自分を磨きましょう!!!